10人以下の中小建設企業であれば、会社や現場において、一般社員の顔色さえも窺い知ることができる。ところが、組織が大きくなり、社員の数が増えてくると、一般社員と経営者は疎遠だ。特に一般社員は、先輩や上司(部長)で日常業務は事足りる。今、改革への取り組みが行われている会社では、日常業務と改革業務が並行して、行われている。将来に向けた会社の方針など、経営者の考えを聞くことは重要なことだが、ほとんどないのが実態だ。つまり、改革業務に参画している一般社員が、実施している取り組みが、会社の方針に沿ったものなのかそうでないのか全く分からず、日々流れている。ましてや上司も、納得いくような説明はしてくれない。
組織のあり方についての考察(2)
前回(1)では、今後マネジメント業務について考える