6)外注費の削減へ向けた取り組み

【問題点】

①元請け企業と下請け企業の間で、しがらみや貸し借り、そして請負け体質を生んできた。

②適正な取極め交渉や建設業法等を遵守するといった取り組みが機能してこなかった。

③価格だけで交渉するあまり、施工の質を向上させ、価格と質を連動させた外注費削減に言及することはなかった。

【方向性】

①自ら経営や技術の向上をめざし、依存体質や隠蔽体質、持ちつ持たれつ体質などから脱却する体質改善を実施する。

②法令遵守を企業改革の根底に据えた取極め交渉を、組織的な取り組みとして情報を開示した形で実施する。

③外注費はこれ以上下がらないといった固定概念を捨て、施工の質や管理のあり方で価格を下げる取り組みを元請け企業及び下請け企業が協力する形で実施する。

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