組織の責任のとり方
地方の中小建設企業は、元下重層構造、つまり建設生産システムといった環境下で営業活動を続けている。未だ、談合疑惑や公共事業費削減により、今後の企業の進むべき方向やあり様が問われだした感がある。
特に、組織のパフォーマンスを上げる環境づくりが進まない中小建設企業では、個人の力量に頼る組織となり、責任のとれない集団と言える。何故ならば、管理する側の「権限と責任」が非常に不明確なことだ。
結局、経営者しか責任がとれない、或いはとらせない組織となっていると言える。経営者も責任をとらせるための組織統制が機能していない。
従って、組織は、管理する側に責任を持たせた業務設計が必要だ。とりわけ、信賞必罰の評価だ。目標管理における活動計画に対する実績評価に適用したい。