「魅力ある企業の創造」顧客創造(30)

 今回も引き続き、顧客創造の重点ポイントについて、更に具体的に探っていきます。④「経営者は、若者の感性や時代のニーズを取り込む環境を構築する」です。

 社員は、企業内で長く働くようになると、保守的且つ新しいことに挑戦することを敬遠するようになります。そして、従来通りに何事もなく働くことを優先します。その結果、企業は、「創造」や「進化」が止まることになるのです。社員は、成功体験や失敗体験を積み上げてきているため、その中で成功したやり方を続ければ、利益確保に向かうと、信じて疑わないようになります。ある意味、正解です。しかし、状況が変わり、条件が変わると、そのやり方で上手くいかない場合も発生します。その際に、変化への柔軟性、順応性は、大事な視点です。

 ところが、経験で積み上げたことは、固定概念として残り、変化への対応に鈍感となり、その変化を認めたがらない頭の固い社員と化してしまうのです。確かに、成功体験を優先することは、間違いではないが、状況によりあらゆる選択肢を考慮することや若者の感性、時代のニーズを取り込むことも必要となるのです。つまり、企業は、状況対応力を備えた社員を求め、柔軟性に富んだ作業環境を整備することも必要です。企業は、若者の考えを頭から、否定しないことです。

 次回は、⑤「経営者は、若者に限らず、働く社員の働きぶりを正しく評価し、昇級昇格、役職、報酬へ連動させる」です。

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