「魅力ある企業の創造」顧客創造(30)

 今回も引き続き、顧客創造の重点ポイントについて、さらに具体的に探っていきます。③経営者は、若者が入職した際に、基本業務を遂行するために、基本業務マニュアルや作業手順書、作業要領書などを可視化する。

 ここでのポイントは、若者が入職した際に、早期に仕事を覚えていくための企業の環境づくりです。企業は、積極的に、若者の業務習得を後押しすることが必要です。現場に出して置けば、自然と覚えていくだろうでは、企業が責任を果たしたことにはなりません。今、中小建設企業の工事案件は、小ロット化され、新設工事よりも改修工事など、解体を含めた複雑な工事が多く、一人で、全てのことを処理するよう要求されています。そのため、企業は、若者の戦力化は重要な課題です。若者に対しては、企業や上司のサポートが必要なのです。

 そのため、若者が容易且つ早期に、業務を習得し、企業が求める一人前の戦力として機能するためには、基本業務マニュアルや作業手順書、作業要領書など、形あるもの、はじめてでも手順を追って行けばできる手順書が必要なのです。勿論、現場の仕事の内容と作業手順書が連動していることが必要であり、一般論や標準的な手順書では意味がないのです。例えば、仕事の流れは、映像化され、ゲーム感覚で進めることができ、対応の仕方も習得できるなど、自社独自の工夫が必要です。これらを可視化する取り組みこそ、継続雇用の高齢者やベテラン社員を活用し、作業手順書などを整備すべきです。

 次回は、④経営者は、若者の感性や時代のニーズを取り込む環境を構築する。について探求します。

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