「魅力ある企業の創造」顧客創造(29)

 今回も引き続き、顧客創造の重点ポイントについて、さらに具体的に探っていきます。❷「経営者は、若者の声を受け止める」です。

 企業が、若者の声を受け止めることは、直接、聴く(傾聴)という方法を取ります。つまり、企業並びに、経営者は、若者の日々の働き方や業務遂行のあり方、企業が策定した業務システムなどが、若者に及ぼす影響や使い勝手の悪さの実態について、直接、聴く必要があると言うことです。しかし、殆どの企業は、スルーしています。何故ならば、若者の声に耳を傾けることの意義が見いだせないためです。

 例えば、企業の思いは、こうです。まず、企業は、若者が、提示した働き方や業務システムに従い、業務を遂行することを求めています。そして、経験を積む過程で、徐々に理解していくと考えています。分からないことがあれば、若者から聞いてくるだろうとも思っています。ところが、このような若者は、いないと考えた方がよいでしょう。分からないことがあっても、先輩や上司に対し、聞くことはありません。従って、経営者は、若者の声を、顧客の声とだと思い、捉えるべきだと考えます。若者と言っても、建設業に入職する若者だけではありません。全ての業種で働く若者の声、家庭を築きたての若夫婦、そして、若くして経営者になった若者、企業に従事していないフリーターなど、全方位に目を向けて、その声を聴くべきです。

 建設業という限られた空間だけではなく、日本中、世界中の若者は、どのような声を発しているのか、俯瞰すべきです。これらの若者の声こそが、顧客になり得る人々の声であり、将来を生き抜くための重要なヒントを提供してくれるからです。

 次回も、3つ目の顧客創造の重要ポイントです。

最新記事

アーカイブ