「Q&A」小澤の独断お悩み相談(12)

Q;当社では、工事部会議を月1回開催している。参加者は、工事部社員、議長は工事部長。当該工事を担当している現場代理人は、事前に、工事月報を作成の上、会議当日、それぞれ発表することになっている。議事録は、若手社員数人に、持ち回りで記録させている。作成後は、工事部長に確認を受け、OK後、メールで参加者全員に送信している。特に、問題は無いように見えるが、最近、現場での事故が頻発し、粗々利益の確保も厳しい状況だ。この工事部会議で、全現場をコントロールしていると思っていたが、何かが足らない気がしている。

 現在、工事部会議で議題に挙がっている内容は、⑴実行予算管理、⑵工程管理、⑶発注者等の変更管理などについてである。但し、報告はするが、それに対し、他の社員からは、意見は殆どなし。最後に、工事部長から総括コメントがあるだけである。形式的な会議に見える。前述したが、現場での事故や粗々利益の低下など、問題が山積みであるにも関わらず、工事部会議では、議論の対象とはならず、報告があるのみで、個別に対処しているようだ。従って、他の社員には、殆ど見えない。今後、どのように対処すればよいだろうか。

A;お答えいたします。工事部会議の実施要領は、明らかになっており、事前に提出すべき工事月報も作成されていますので、システム的に業務が遂行しています。しかし、内容はどうでしょうか。要は、PDCAを回すことが現場の問題解決上必要なことです。以下のような内容について確認下さい。

⑴実行予算管理については、❶当初実行予算と追加・変更の実行予算(予想値)を提示し、実績対比を行うことです。この際、実行予算は、毎月予想値となり、毎月修正されることです。これをしないと、意味のない実行予算管理となってしまい、問題も見逃すことになるのです。又、❷実績対比の上、粗々利益が下がると予想された場合、その原因、対策を提示することです。

 このように、⑵工程管理、⑶発注者等の変更管理についても、本来の管理の目的を明確にして手段を見直して下さい。すると、本来の管理目的からズレている場合が露見します。さらに、現場の事故撲滅、粗々利益の確保に繋げることです。参考にして下さい。

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