「Q&A」小澤の独断お悩み相談(8)

Q;当社は、現在、官民比率5:5の地方ゼネコンで、年々、経常利益の確保が厳しくなっている。売上高の大幅な減少はないものの、長期的に見れば、社員数の自然減と共に、減少傾向で推移している。これと言って、企業改革に着手しているわけでもなく、政府の働き方改革を謳う声に応じて、小手先の対応でお茶を濁している状態だ。経営者である私自身も、危機意識が薄れてきていると感じる。息子が後を継ぐと言い、社内で働いているため、安堵している。しかし、企業体質は、何も変わっていないため、大きな不安に駆られることがある。眠れない日もあり、将来を考えると、このままでは駄目だと言うもう一人の自分がいて、大声で叫んでいる。このような状況に、経営者失格だと思うが、どうした良いか分からない。

A;お答えいたします。これまで企業を継続してこられたことは、経営者はじめ、社員の皆様の努力の賜物だと推察致します。まず、今、経営を維持し、継続できていることに、大いなる自信を持つことです。今後、遠くない時期に、後継者の代になるときが来ます。経営状況が、どう変わるかわかりませんが、今できることをやるだけです。現在、自己資本比率も50%を超え、経営が安定していますので、例えば、5年先の将来をイメージし、そのイメージを達成できるように考えてみてはいかがでしょうか。その方法を、以下に示します。

1.経営者が、これまで、経営において大事にしてきたことや、将来はこのような企業にしたいと言う思いをまとめてみること(これが、経営哲学)

2.次は、5年先の企業イメージ(1.よりも、もう少し具体的に表現する)を描くこと(これが、企業ビジョン)

3.2.が、夢物語ではないために、5年先をめざして、基本的な経営スタイルを考えること(これが、基本戦略)

 1)事業領域、営業エリア

 2)ターゲット顧客

 3)戦うための商品やサービス

 4)組織のあり様や機能(営業、工事、管理)

 5)経営目標数値(5年間)

4.3.の基本戦略に基づき、来期の事業計画を立てていく。そして、各部門で、具体的な活動(アクションプラン)に落とし込み、日常業務と並行して活動していくこと

以上、1から4までの順で、企業改革を進めて下さい。最初から無理な計画を立てず、「アクションプラン」にて、できることから始めることです。業務改善やシステムの見直し等に社員の意識がいくようになったら、社内で取り組むことは、難しいと思いますので、外部の専門家を招聘し、ご活用下さい。出来るところからやるです。

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