「Q&A」小澤の独断お悩み相談(6)

Q;現在、有資格者の現場代理人を確保することが難しい状況だ。特に、ベテランの現場代理人は、貴重な存在であり、定年退職者であっても、重要な戦力なため、その対応に苦慮している。今まで、現場代理人には、配置予定技術者として現場を持たせ、売上げを確保してきた。結果として、一匹狼的に仕事の大部分を任せてきたこともあり、現場代理人を統制することはなかった。そのため、今後、生産性向上や業務の効率化など、組織的な対応を進めていくためには、現場代理人に対して、その職務を変えることも生じてきたが、統制することに自信がない。場合によっては、辞めてしまうかもしれず、どうしたらよいか困っている。

A;お答えいたします。中小建設企業において、社員を統制できるできないは、経営者の性格によるところが大きいような気がします。例えば、カリスマ的且つ独断的に進めようとする経営者は、強力に社員を、引っ張っていくタイプで、統制には、不安がありません。その反面、社員の言うことには、耳を傾けることは、少ないため、経営者の肌に合わない社員は、淘汰されていくでしょう。反対に、先代から会社を引き継いだ後継者やまじめで、大人しい性格の経営者は、社員を統制することに、大きな不安を抱えています。特に、先代の番頭格やベテランの社員に対しては、はっきりと物が言えないところがあります。このような経営者に、社員は、気に食わないことがあれば、言葉に出し、経営者の指示であっても、従わない場合もあります。対応には、非常に厄介な存在です。このような経営者は、社員を統制することができないのです。よく言えば、優しいし、仕事は、社員に任せてくれると言えますが、悪く言えば、強く指示ができないと言えます。

 この状態を放置することは、企業改革が、全く前に進まない状態となるでしょう。この際、外部の専門家を招聘し、活用することをお勧めいたします。経営者で、できないことは、いつまで経っても出来ません。経営者自ら考えていることを、全て、専門家に吐き出し、外部を使い、改革を進めるべきです。悪者の役は、外部にお願いしていくと言うことです。そうすれば、今まで、自ら統制できない事でも、外部が実施してくれます。早期に、外部の専門家を招聘し、活用する決断を下すべきです。ご参考にして下さい。

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