「Q&A」小澤の独断お悩み相談(1)

 Q;当社は、毎期、経常利益の確保がままならない状態です。それでも、一生懸命頑張っている社員に、夏・冬の賞与を出してやりたいと思っています。但し、賞与原資が確保できない状態では、難しいと考えています。どうしたらよいでしょうか。

 A;まず、変化に対する、経営者の覚悟はできているでしょうか。現在、経営状況は、経常利益の確保がままならない状態だと。つまり、毎期の決算を迎えられることに安堵している状況ですね。これでは、経営を考える状況ではないと言えます。目の前のことで、精一杯ですから、将来のことを考える余裕もない感じがします。それでは、このような状態から脱却するには、次の2つのことをお勧めします。

❶社員に目標を与える、❷達成できたら賞与を出す。実に、簡単なことです。経営者は、アメとムチを効果的に活用するだけです。夏と冬の賞与ですから、半期毎の目標を設定します。その目標は、受注高や売上高ではなく、営業利益がよいと思います。又、借り入れが大きい場合には、支払金利分を考慮し、設定して下さい。但し、固定費である販管費には、手を付けないことです。ここを削減することは、人員削減になり、社員は不安を抱えることになります。目標を与えることは、社員に頑張ってほしいという経営者の思いを伝えることであり、不安を与えることではありません。従って、目標営業利益と共に、社員に分配可能な賞与総額を提示する必要があります。目標と賞与はセットです。目標だけ提示し、達成したら賞与を出すでは、社員の「やる気」に繋がりません。是非、トライしてみてください。

 但し、これは、本来の経営を考えた取り組みではありませんので、社員に賞与を渡すことができたら、本来の経営改革に進むことをお勧め致します。

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