「魅力ある企業の創造」(13)

 今回も、引き続き管理者である部門長の職務について考えます。前回、部門長による組織運営が機能しないと述べました。その際に、目標管理の経営手法をマスターすべきと申し上げました。今回は、その手順について解説します。

 まず、❶経営者並びに経営幹部は、企業の目標を明らかにします。定量目標である経営目標数値や生産性指標などを決定します。又、この経営目標数値などを達成するための手段である定性目標を策定します。例えば、基本戦略、機能別戦略、戦略課題、アクションプランなどです。

 ❷次に、企業の目標を部門毎にブレイクダウンし、部門内の社員毎に目標(定量、定性)を策定します。部門長は、社員毎に策定した目標を精査或いは、調整の上、決定します。部門長は、部門内の社員毎の目標に対して、責任を持って達成させることです。従って、常に、その動向を監視し、目標に対する達成度合いを確認します。場合により、指導の上、軌道修正させることもあり、部門長が主導します。つまり、責任は、部門長にあると言うことです。

 ❸決定した社員毎の目標に従い、社員は、業務を遂行し、月毎に、活動した結果を部門長へ報告します。部門長は、社員毎の報告をまとめ、部門として整理します。幹部会や部門長会議などで、経営者並びに経営幹部に報告し、目標達成状況を報告します。目標に達成しない状況が確認できたら、軌道修正させ、目標に近づける対策を説明し、経営者並びに経営幹部の承認を得る必要があります。

 ❹結果に関しては、部門長の一次評価、経営幹部の二次評価、経営者による最終評価にて、社員毎の評価を行います。結果、昇進昇格、役職付与、賃金決定の根拠とします。又、社員の経営者面談時、評価結果を説明すると共に、来期に向けた課題についても指示します。社員のモチベーションアップに向けた取り組みは、部門長においても、重要な職務の一環です。常に、社員の行動を監視し、目標達成に向け、管理することです。

 次回も、部門長の職務において、部下並びに、利害関係者の統制について考えます。

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