「魅力ある企業の創造」(12)

 今回も、管理者の職務について考えます。管理者である部門長は、部門の経営目標数値を達成に向け、マネジメントすることが求められます。その際に、目標管理という経営手法を理解する必要があります。目標管理とは、企業の目標に基づき、部門、そして個々の社員に、自らの業務目標(定量目標、定性目標)を設定させ、その進捗状況を、月毎、主体的に管理させ、部門、そして個人の実績を集計し、企業の成果に繋げる経営手法のことです。

 部門長は、部門と部門自身の目標を設定し、管理する必要があります。ところが、多くの企業では、部門長が、部門の目標数値管理が疎かになっています。つまり、自身の目標という担当者の目標に傾注し、部門の目標に意識がないと言うことです。部門長の職務は、自身の目標達成というより、部門の目標数値管理にあります。企業も、部門長も、勘違いしている場合があります。部門長自身が目標を達成しないと、部門の数値が達成されないために、自身が一生懸命、担当者業務に立ち向かうわけです。そのため、マネジメントが疎かになっています。

 これは、経営者の意識に関係しています。企業は、担当者の数値がなくなることと、部門長のマネジメントによる部門数値の上昇が、恐らくイメージできないのでしょう。属人性重視の担当者任せの企業体質を、組織によるマネジメントで成果に繋げる体制に変えるべきです。つまり、組織運営力を向上させ、企業の目標達成に繋げることです。そのために、目標管理という経営手法をマスターして頂きたい。

 次回も、管理者の職務を遂行するために、目標管理の経営手法について考えます。

最新記事

アーカイブ