「魅力ある企業の創造」(9)

 今回も、引き続き、企業活動に関する人たちへの対応について考えます。前回まで、顧客への対応でした。今回は、顧客以外の利害関係者について考えます。まず、素材や製品等の調達先である資機材等仕入先です。「❶仕入先決定に際しては、3社以上の納入素材、製品の数量・ロットに応じた価格表(通常価格と当社への協力可能な価格)の提示を依頼する。❷上記の3社以上の価格表に基づき、仕入先を設定の上、社内承認を得る。❸契約時、与信情報依頼。❹定期的な価格調査を実施する。❺相場の変動が激しく、価格修正を依頼してきた場合、取極めを行い、社内承認を得る。修正情報の共有化を図る。」

 次は、材工共、手間請けなどの施工業者等です。「❶取引開始前に、請負基本契約(約款等)を取り交わし、業者登録を行う。❷個別案件毎、価格(指し値)、施工品質(出来栄え等)、安全(自主管理等)、納期など、当社が要求する基準と共に、標準仕様及び図面などを提示する。❸同じく、請負基本契約以外の特記契約条件、施工条件、現場条件を提示する。❹上記の❷と❸に基づき、見積りを依頼し、取極め交渉の上、契約を締結する。❺取極め金額は、社内承認を得る。❻変更契約は、当初契約に対する数量の増減については、精算書にて行い、請求書にて処理する。但し、追加工種や設計変更の場合は、変更見積り、変更契約を取り交わす。❼施工業者の施工の質を、工事完成後、評価し、施工評価書に記載し、提出する。❽低価格並びに高施工品質等へ向けた活動を要請し、元下協力の上、改善する。」

 次は、金融機関等です。「❶工事金額で仕分け(大規模工事10,000千円以上、中規模工事10,000千円未満、2,000千円以上、小規模工事2,000千円未満、500千円以上、その他500千円未満)、小規模工事以上は、材料費と外注費の支払管理を当月実績値、次月以降完成月までの予想値を毎月算出の上、提出する。❷上記仕分けに基づく入金予想と支払予想を一覧表にして管理する。人件費等販管費については、管理機能にて管理する。❸上記❷に基づき、資金繰り表を作成する。❹キャッシュフローがショートする場合、つなぎ融資が発生するため、金融機関と対応し、支払利息を最小限に借り入れを行う。❺キャッシュフローがショートしないよう改善策を策定の上、提示する。」

 次回は、組織について、企業経営の神髄の可視化について考えます。

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