企業改革「経営者の決断」(9)

 今回は、経営者が、将来の若者に残すものについて考えます。まず、一つ目は、若者を惹きつける企業を創ることです。そのために、経営の質に着目し、企業改革を推進することだと考えます。現在、地域の住民が社会生活を安心し豊かに暮らしていけるのは、社会インフラ整備(新設、改修、維持メンテナンスなど)が継続して行われていることです。ところが、この建設産業を支えているはずの中小建設企業は、赤字等に陥っても事業を継続しているなどその経営実態は、厳しい状況の企業が散見しています。しかも、多くの企業は、競争環境を極端に嫌い、戦略を考えないなど、何もしない経営を選択しています。今こそ、「組織の再構築する」や「新しい事業領域に攻める」、「若者の働き方を大きく変える」など、従来と大きく変わる企業を創ることです。

 そこで、企業が顧客に提供するサービスの質を向上することに着目していくべきと考えます。そのために、企業経営の神髄を明らかにすることです。この企業経営の神髄とは、企業の活動に関わる全ての人たちを満足させるための対応のことです。普通、顧客満足、従業員満足と言う言葉がありますが、仕入れ先や施工業者、メーカー、金融機関など企業活動に関わる全ての人たちを満足させようとする考え方です。企業のめざす方向や将来像を大きく変えていく考え方になります。企業改革は、痛みを伴うなど、マイナスイメージがありますが、それらを払拭するものです。

次回以降で、魅力ある企業の創造と題して、将来の建設業を憂い、真の企業改革を進めたいと願っている経営者に向け、情報をお届けしたいと考えます。

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