建設の歴史探訪「街道の整備」(15)

 今回も五街道の整備について考えます。まず、主要となる五街道の道路整備、特に東海道は、道路の標準幅員を6間(10.8m)、両脇に針葉樹である松や杉などを植えた並木敷を9尺(2.7m)ずつ配置しました。総幅員は、9間(16.2m)にもなる一大道路でした。その道路には、砂利と砂を入れて路面整備を施しました。特に、道路の屈曲をやわらげ、牛馬の往来の障害となる小石を取り除くなどの配慮が行われる主要幹線街道でした。

 これらは、家康存命中、2代将軍秀忠の時代1612年(慶長17年)に、「道路堤等之儀下知(どうろていなどのぎげち)」という道路管理についての布告がされたとあります。その中の一文を見ると、次のように記載されています。

「馬が通って生じた窪みには、砂や石を敷いて良く固めること、道の傍らは、適量の湿りを与えて固めること、道路堤の芝などを剥いではならない」と、あります。又、道路の両側には、松や杉を植えるような配慮もされていたと言います。

 次回は、「御普請」について考えます。

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