建設の歴史探訪(7)

 今回は、戦国時代を形成した戦国大名について考えていきます。この時代の戦国大名たちは、自らの領地内にいる領民を支配し、戦いに勝って、その勢力を拡大していきました。但し、領民といっても、半農半士という武士でもあり百姓でもあった人々でした。

 その半農半士であった領民は、農繁期には鍬や鋤を持ち、米作りや野菜作りに精を出し、戦の時は刀ややり、鉄砲に持ち替えて、戦国大名のため、家族のために戦っていったと言います。しかし、必ずしも、戦国大名のために、戦う領民ばかりではなかったようです。日常は、常に生きるか死ぬかが背中合わせの時代であり、主従の関係だからと言って、その指示通りに働くものではなかったようです。領民たちは、少しでも安住の地を確保したいと願いつつ、戦いに明け暮れる戦国大名の下で、自分たち家族の暮らしを守るための「営み」が、繰り返されていったと言います。そして、この戦国時代は、あまりにも世情が不安定であり、当時の室町幕府の権威が失墜したため、腐りきった守護大名に代わり、全国各地に戦国大名たちが台頭してきた時代でした。

 次回も引き続き、戦国大名について考えます。

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