建設の歴史探訪(5)

 今回は、さらに遡ること100年以上も前の戦国時代の領民たちの「営み」について考えていきます。この時代は、室町幕府の権威が低下していった室町幕府末期の戦国時代です。室町幕府の力が衰えてきたため、至る所で戦国大名たちが台頭してきました。この戦国大名とは、室町幕府である中央の権力者と一線を画し、守護公権のあるなしに関わらず、国内を独自に統一する権力や野望を有した大名のことです。又、戦国大名たちは、従来の守護大名などを打倒し、実力で領国を支配、拡大(下剋上)していきました。軍事行動や外交を独自の権限で行っていったのです。但し、ある願いが込められていました。戦国大名たちは、何とか平和な時代に向かってほしいという願いが、このような下剋上という形になっていったと思われるのです。それが、平和を願う社会を形成するための「営み」であったと思われます。

 次回は、この「営み」が行われた戦国時代を見てみましょう。

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