コストマネジメントによる戦略的な組織構築(62)

今回は、企業の改革を担う社員の戦略的視点に立った職務に着目します。この新たな職務の基本定義は、「自ら考え、自ら進むべき方向を見つけ、自ら行動できる人材を創造する」です。例えば、次のような職務です。

①「将来取り組むべき事業を特定し、事業戦略を構築する」、②「顧客の利益を考えた建設サービスを企画し、提案する」、③「次なる取り組みに繋げる課題を活動や市場から収集・分析の上、設定する」、④「機能毎に情報を集約し、決められた判断基準に従い、意思決定・指示を出す」、⑤「目標管理により目標達成に至るよう問題解決を行い、業績・活動を可視化し評価する」、⑥「業務改善や技術革新など生産性向上に向け取り組む」、⑦「業務の効率化に向け、組織を統制する」、⑧「組織のモチベーションをアップさせ、費用対効果向上をめざす」などです。

もう少し実際の職務に落とし込んでみましょう。

まず、①「将来取り組むべき事業を特定し、事業戦略を構築する」について見てみましょう。将来取り組むべき事業を特定するために、SWOT分析を定期的且つ継続的に行い、市場の脅威・機会、そして企業の強み・弱みを知ることが必要です。ここから多くの課題が抽出されますが、重要なのは、経営者の思いや将来ビジョンです。経営者の思いをくみ取り、リサーチ、探求を経て事業を特定します。さらに、売上げの柱となる事業戦略を構築し、取締役会や経営幹部会等に提案し議論を経て、決定していくものです。

次回以降も、この新たな職務に着目していきます。

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