コストマネジメントによる戦略的な組織構築(57)

今回は、全社を繋ぐ機能戦略について考えます。全社を繋ぐ機能とはどのような機能化と言えば、全機能を串刺しにした機能です。つまり、全機能に関連したものと言えます。大きく2つに分けて考えます。一つ目は、事業計画策定とその運営です。中小建設企業では、あまり重要視されていない企業が散見します。しかし、経営の基本中の基本であり、事業計画書がないままの経営は考えられません。今期や来期以降のことを何も考えていないと言えるでしょう。

二つ目は、各機能の業務効率を高めるための情報システム構築やその維持管理、さらに、品質・環境・安全等のシステム構築&運営、リスクマネジメント上必要なシステム、例えば、防災や与信管理等です。

それぞれの機能定義を見てみましょう。まず、一つ目の事業計画策定&運営は、経営者の考えや思いを経営に反映していきます。将来ビジョン、中期事業計画、そして来期の全社事業計画を策定し、機能別或いは部門別に活動計画(アクションプラン)を策定します。単に、経営者サイドで策定し、この通りに実施するよう提示したものでは意味がなく、動機づけになりません。つまり、自ら積極的に実施することはないでしょう。幹部社員や将来を創造しようとする若い担い手も参画させ、社員自身が経営者の方向付けに従い、どのように活動し、成果に繋げるかを考えさせ、書面に残すことが重要です。この活動計画により、社員の活動・成果を適正に評価するためです。できない言い訳を並べる社員とまじめに一生懸命実施する社員を評価することも同様です。

次回も、全社を繋ぐ機能戦略について引き続き機能定義を考えます。

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