コストマネジメントによる戦略的な組織構築(55)

今回も、前回に引き続き管理機能戦略の機能定義について考えます。まず、②人事機能です。人事はますます重要かつ戦略的なアプローチが必要になりました。前々回で、コア機能であるべきと述べました。どのような人材を必要としているのか、又どのような職務を遂行させ、成果に繋げるのかなど、明確な答えが必要です。漠然と部門から増員を求められ、受注が増加したため、致し方なしと判断し、採用するでは、全く経営を考えていないのと同じです。事業計画に従い、要員計画を立て、必要な人員を確保していくことが大事です。

さて、主な業務は、新卒や中途社員、派遣社員等の採用、そして一旦定年退職した社員の再雇用などがあります。さらに、制度設計、運用、例えば、賃金、職務、評価、教育、昇給昇格、福利厚生などです。特に、賃金、職務と評価、教育制度は重要であり、社員のモチベーションに繋がり、生産性向上、社員の能力向上や業務の効率化にも影響します。つくるだけでは、全く意味がなく、運用して初めて成果に繋がります。加えて、使い勝手を常に確認し、良いものにつくり上げていくことも重要です。次に、日々の労務に関する管理があります。例えば、勤怠、労働時間、代休、有給休暇、賞与、年末調整等です。最後に、退職です。最近、働き方改革において、定年延長が当たり前となっています。より高齢化が進み、高齢者の活用は避けられないこととなりました。

次回は、③庶務機能について考えます。

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