将来に向けて改革するための組織構造の再構築(44)

今回は、「将来に向けて改革するための組織構造の再構築」について考えます。さて、皆様の組織をご覧ください。現在の組織は、戦略的な組織と言えるでしょうか。或いは、改革を推進できる組織でしょうか。是非、自社の組織をじっくり見つめ直して下さい。生産性向上や価値向上に繋げることができると、自信をもって言えるとすれば、大変素晴らしい組織です。

しかし、現実はそうではありません。しかも、組織を見直そうともしません。何故でしょうか。従来から現場の責任者或いは現場代理人は、一匹狼的且つ属人的な社員でした。従って、「組織を使い事業を運営する」という基本的なことが抜けています。経営者自身、組織は、人で動くというよりも、機能或いはシステムで動かすという意識があまり見えません。さらに言えば、マネジメントが理解できないということです。ISOが形骸化し、機能しないのは、このためです。

そこで、今までの組織風土や属人的な仕事のやり方を根底から変え、新しい組織づくりを行うために、業務の見直し或いは再設計が必要不可欠です。又、目標管理等の経営手法を導入することも同様に行われる必要があります。加えて、組織を構成する社員の能力向上も必要です。システム運用や目標管理等の経営手法、マネジメントを習得することを出来高に繋がらない無駄な知識などと、決して思わないで頂くことです。

これらのことは、組織を構造的に再構築することなのです。必ず、専門家の活用をお勧めします。自社内だけで実施しようとしても、非常に難しいと考えます。現有組織は保守的且つ抵抗勢力となり、正しい方向に導くためにも専門家の支援が必要です。知識や能力向上の環境づくりは勿論のこと、心のケアや動機付けなども必要です。特に、ベテランになればなるほど、重要な要素です。将来を築いていく若手にバトンタッチしていくために、ベテランの役割は重要です。ここに背を向けられると、思うように改革は進みません。だからこそ、専門家が必要です。早期に、将来に向けて改革するための組織構造を再構築して下さい。

次回は、「将来に向けて、達成しなければならない経営目標設定」について考えます。

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