コストマネジメントによる戦略的な組織構築(25)

今回は、担当者の職務が経営とまるで乖離している原因について考えます。まず、経営者及び経営幹部に起因する主な原因から見てみましょう。

①担当者には、現場のことだけに集中させ、経営に関わることに意見を差し挟む余地を与えてこなかったため

②担当者に経営情報の開示をせず、後で決定事項や結果の一部を知らせるため

③現場の業務に具体的に落とし込めるだけの経営サイドのノウハウが蓄積されてこなかったため

④経営者及び経営幹部とはいえ、形式的な戦略構築のみで、最初から現場の業務に連動するとは思っていないため

⑤将来の次期経営者を育てようとする後継者教育、戦略構築などができる部門責任者や取締役を育てようとする幹部教育がなかったため

次に、担当者自身に起因する主な原因について考えます。

①担当者は、経営実態を知る環境にない或いは、現実の経営実態を知ろうとする意識もないため

②担当者は、経営上の戦略課題が現場と連動し、成果に影響するという認識自体がないため

③担当者は、全ての業務がシステムで動いているとは思わず、役員など一部の幹部の力量により、動かされていると考え、それに従わざるを得ないため

次回、これらについてさらに考えていきます。

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