コストマネジメントによる戦略的な組織構築(16)

今回は、取締役本来の職務における「取締役会の開催」について考えます。そもそも取締役会は、企業の最も重要なことを決定する会議或いは機会です。つまり、この取締役会を開催しないことは、企業としてあり得ないことだと理解すべきことです。

さて、その取締役会で、取締役が行う主なことは、次の事項です。

①事業計画と内部統制システムを整備していくこと

②そのために、事業計画や内部統制システムを決定すること

③そして、運用を指示すること

④その運用した結果と計画を比較分析の上、取締役会に報告すること

⑤他の取締役の職務について検証すること(主に代表取締役などが中心となるが、他の取締役が何も職務を遂行していないことも問題視すべき)

などです。

ところで、企業で行われるべき取締役会が、中小建設企業では実施されずに、部門長会議や幹部会議といった場で、議論されていると言う経営者もいますが、日常の活動を検証しているだけで、本来の職務とはかけ離れたものになっている企業が散見しています。企業のあるべき姿をなしていません。明日の企業をつくるために事業を計画し、その計画を定期的に検証せよというものです。目の前の業務だけを検証するのとは、全く異なることを理解すべきです。

ここは、取締役にとり非常に重要なところです。取締役が最も実施しなければならない重要な職務だということです。肝に銘じて頂きたいと考えます。

次回も、「取締役会の開催」について考えます。

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