コストマネジメントによる戦略的な組織構築(9)

今回も引き続き、コストマネジメントと現状の原価管理の違いについて考えます。③「そのシステム自体の見直し」です。さて、そのシステム自体の見直しとは、企業内で構築したシステム(例えば、経営システムなど)が、本来の目的に従い機能しているのかを検証することです。つまり、経営システム運用の途中で、正しく意思決定されずに特定の社員或いは役員により業務遂行を許してしまうと、見直し改善が不十分となりますが、これらの状況が客観的に評価されることで、システムの機能が正しい方向に向かうものなのです。

そこで、コストマネジメントにおいて大事なポイントは、様々なシステムのプロセス及び結果の情報が、必要な社員に共有化され、それらの情報を誰が見ても客観的に評価できるというものです。但し、可能な限り外部の専門家を活用し、客観的な評価が得られるようにすることが、さらなる見直しに繋がります。

これに対し原価管理は、企業において重要な位置づけにありながら、一部の社員或いは役員により業務遂行されることが多く、そのシステム自体も見直されることがありませんシステムをソフトと勘違いしている経営者も散見する始末です。例えば、業務効率が悪い、或いは社員からパソコンのバージョンを上げてほしいなどの依頼に対し、高機能ソフトを導入するといった類です。活用できずに元のシステムに戻るのが関の山です。

次回も引き続き、コストマネジメントと現状の原価管理の違いについて考えます。

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