将来を創造する職務再設計(8)

今回は、前回に引き続き工事部長のマネジメントの職務について考えていきます。前回は、計画と組織化までお話しました。

まず、命令について考えます。命令には2つの意味があります。一つは、工事部長ご自身が率先垂範し、意図的にある方向に向かわせるものです。まさに、リーダーシップを発揮することで、部下にも同じ方向に向かって行動するよう促すものです。もう一つは、部下に対しご自分の言葉で説明責任を果たし、部下自身で行動に駆り立てるものです。そして、命令があると言うことは、部下に必ず報告させ命令により実施した内容の確認をするというものです。命令は、最後に確認という業務で完結することを理解すべきです。

次に、交渉について考えます。交渉には4つの意味があります。一つは、リエゾンという外部との交渉のつなぎ役です。表舞台での交渉毎は、部下である現場代理人です。自身は、サポート役に徹し、最終判断を下します。二つ目は、工事部門内をまとめていくために、意図した情報を周知徹底させることです。やはり自身の言葉でしっかり伝え、やりとりを通じて部下に理解させます。三つ目は、対外的な障害処理役です。実際に事故発生やクレームを頂いた時、素早くその相手と企業の責任者として交渉します。四つ目は、スポークスマンです。当社をお客様やエンドユーザーに知らしめるために、メディア対応や宣伝活動を行う窓口です。又、当社の考えや技術、施工などのサービスをホームページやフェイスブック等に公開し、認知を高めていくものです。

最後に、統制について考えます。統制は、最初に計画した事業計画などが計画通りに進むかどうかを監視し、仮に進み具合が悪い場合には、原因を特定した後、軌道修正させることです。部下や他部門などを使いコントロールしていきます。特に、部下に対しては、報連相によりコミュニケーションを密に取ることです。その際に、直接的な関与ができない場合が多く、レスポンスを素早く行い、タイムリーに業務を進めます。

以上、工事部長の本来の職務であるマネジメントです。工事の延長線上や現場代理人の職務にしがみついていては、工事部長が企業のために貢献することができません。

次回は、営業部長のマネジメントの職務について考えていきます。

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