将来を創造する職務再設計(2)

今回は。将来を創造する職務再設計のポイントの一つとして、「イノベーション」を取り上げます。そもそも、イノベーションとは、従来とは異なる新しい切り口を創造する行為と言われています。つまり、閉鎖的な考え方やしくみなどを全く新たな切り口で創りかえることを意味します。このことは、従来の考え方を否定することになります。従来の考え方を否定された社員は、自分自身が否定されたと思い込み、新たな考え方には耳を傾けることはありません。

これを解消するには、社員に対しきちんと説明することです。何故、従来の考え方がダメで、新しい考え方にしなければならないかを。単に変えなければダメだや企業の方針だからなど一方的に告げるだけでは、理解は得られません。さらに、組織を構成する社員は、知らず知らず保守的な集団を形成していきます。すると、直接的な反対はしませんが、陰でこそこそと反対という種をまき散らします。これは、厄介なことです。新たな知識の吸収や能力向上をやりたくないという気持ちの表れで、改革を阻止しようとするのです。

従って、イノベーションを必ずやり遂げなければと思うならば、従来培ってきた経験値やノウハウをベースに、時代の変化に合った新しいものに創り上げるために、プライドや人格を傷つけないよう動機付ける必要があるのです。社員に対する気配りです。

経営者は、今まで貢献してきた社員、例え保守的且つ時代遅れの社員であろうが、これらの社員に報いる気持ちを忘れてはなりません。但し、現状に満足するような環境は、排除しなければ企業の倒産に近づくことになり、徹底的に改革を断行することが求められます。

次回、具体的にイノベーションを起こすにはどうすればよいのか考えていきます。

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