組織のあり方についての考察(4)

組織の要でもあり、経営幹部と担当者の橋渡し役でもある部門長に着目し、将来を創造するための職務を考察します。中小建設企業の部門長は、取締役を兼務している場合が多く見受けられます。兼務自体問題ではありませんが、取締役の職務が滞ることは問題です。中小建設企業では、部門長の職務にしても取締役の職務にしてもよく分からない場合が多く、評価することはあまりありません。

この状況こそが、企業を危うくしている元凶です。経営が行き詰まる、受注が伸びない、若い人材が確保できないなど全て、この取締役や部門長の力量不足が大きく影響しているのです。

まず、部門長の職務ですが、担当者の延長線上に部門長の職務がある訳ではなく、部門を確実にマネジメントすることなのです。以下にマネジメントの職務について記載します。例えば、①経営幹部の命を受け戦略等具体的な方策の立案、②この方策に対する活動状況の監視、報告、③部下の成果管理、報告、④顧客や市場動向の情報収集、報告、⑤部下への周知徹底、活動指示、内容検証、見直し指示、⑥部下育成など部門を統括する立場にある職務は、多岐にわたります。よく、担当業務の延長線上に部門長の職務があると考えている経営幹部がいます。担当者の職務の上に将来を創造する職務があるでしょうか。決して存在しません。次回では、課長の職務について考えてみたいと思います。

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